小学生の英検合格者の3~4割は公文生だということを聞いたことがありますが、本当に公文だけで英検に合格できるの?と疑問に思われている方もいるのではないでしょうか?
我が家の子供たちは小学一年生の時に公文の英語をはじめ、小学5年生の時に英検3級に合格しました。1年生から習っている割にはゆっくりなスピードかもしれませんが、つまづいたり難しくてわからなくなった時はわかる教材まで戻って学習するなど、ストレスなく知らず知らずのうちに英検3級をとったという感じです。私の感想は英検3級までは公文の学習だけで小学生のうちに取得できる!です。現在中学生になった子供たちの公文英語の効果と現在の英語とのかかわり方をまとめました。
そもそも公文の英語って?
公文の英語はE-pencil(イーペンシル)というタッチペンを使って、教材にタッチすることでネイティブの音声が流れて英語が聞ける教材です。
学習日(週2回)以外は自宅で毎日5枚づつコツコツと取り組みます。この毎日コツコツ英語を聞きまねして発音するという習慣が知らず知らずのうちにリスニングの上達につながっています。また、絵と単語をみながら音声を聞き発音するという勉強法は小学一年生でもストレスを感じることなくすんなりと英語に入っていくことができました。
公文の進度と英検受験
公文の英語はA教材から始まり始めは英語の単語を聞いて発音するところから始まります。
徐々に教材が進むにつれて単語や文を書いて覚えるのですが、英検の5級は公文のG教材に相当します。
G教材終了 | 英検5級相当(中1程度) |
H教材終了 | 英検4級相当(中2程度) |
I教材終了 | 英検3級相当(中3程度) |
J~L教材終了 | 英検準2級相当(高1.2程度) |
我が家の子供たちは、GⅡ教材が終わるころになると、公文の先生から英検5級の受験の案内をもらってきました。そして5級の過去問を解かせてみると1回目でも約9割はとれていました。リスニングテストは満点!
小学三年生でしたので、マークシートの書き方だけ教えて、5級の対策をすることなく一度で合格し、そのまま3級までは教材が終了するごとに受験してとんとん拍子に合格しました。
(3級からは簡単な英作文と、二次での面接試験があるのでこちらはネットで検索して対策しました)
準2級はK教材を進めているころ受験しましたが、過去問を解いたとき、わからない単語が沢山出てきたため、英検準2級用の単語集等を購入して公文とは別で勉強しました。しかし息子は小学6年生の時受験しましたが、不合格でした。L教材まで進んでから受験するとまた違ったのかもしれません・・・
うちの子たちは二人とも中学生になるタイミングで公文はやめてしまいましたが、公文のおかげで英語は苦手意識なく中学の英語にはいっていき、今でも英語は大好きな科目です。
公文英語のメリット
- e-pencilを毎日聞いているうちに知らない間にリスニング力がつく
- わからなかったりつまづいたりすると、わかる教材まで戻って学習するため、ストレスなく続けられる
- 知らない間に英検3級が受かる力が身につく
周りの英会話を習っている友達は、6年生の時に英検3級をめざして一生懸命勉強していましたが、うちの子供たちは特に対策することなく5年生で合格しました。特にリスニングに関しては全く対策することなくほぼ満点で合格しています。
公文英語のデメリット
- リスニング力は身につくが、アウトプットを教室でしかしないため、スピーキング力は期待できない
- 文法を全く理解していない
上の娘が中学に上がった時、”be動詞と一般動詞の違いを知らない”という事実を知り愕然としました。(笑)しかし、沢山の文を読んでいるのでこういう時はbe動詞を使うとかこの時は過去形!とか文法を知らないけれど使いこなしていました。そして、今現在中学三年生の受験生の娘は英語の長文を読むスピードがほかの友達に比べて劇的に早いらしいです。そして、英語の長文を読むとき(英語が苦手な私はすべて日本語に訳しながら読むのですが)娘は日本語に変換はしないとのこと・・・これは私の推測ですが、小さいころから英語を毎日聞いているので、英語圏の子供が英語を覚えるのと同じような感じで英語を学習しているのかなと思っています。
英語のデメリットを挙げましたが、結果的にデメリットではないかもしれないです(笑)
英検と大学受験
大学の入学試験で英検2級・準1級の有資格者を優遇してくれるところがありますね。
しかしこの有資格も条件があり、あまり頑張って早くとってしまっても書くことができないのです。
大学によっては ”2年以内の取得者、英検の4技能化以降の取得者でないと優遇をうけられない”など、検定を受験した年に指定があるようです。
うちの娘は中学2年生の時(公文はやめていたため独学で)英検準2級に合格し、次は2級受験と意気込んでいましたが、高校生になるまでもう少し待つように言っています。
終わりに
公文では培えなかったスピーキング力はこの先どうやったら身につくのか・・・といろいろ考え、我が家の子供たちは現在オンライン英会話を始めています。
まだ結果はどんな感じになるのかわかりませんが、初めた当初は先生が何を言っているのわからない状態から、半年たった今では30分のレッスン中に笑い声が聞こえたり、会話のキャッチボールもきちんとできているようです。
これから、どのように英語の力が伸びていくのかとても楽しみです。
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